COMBOのアプリ開発事例
2023.09.13
AR家具配置アプリとは?導入事例やメリット、技術やリソースなど課題の解消方法も解説!
導入する企業が増えている「AR家具配置アプリ」。実際のサービスや使い方などを解説するとともに、導入を検討している企業さまに向けてメリットや課題、その課題を解消する方法などを詳しく解説していきます。エンジニアのご提供や企画・開発・運用・技術検証まで、COMBOがお手伝いできることも紹介していますので、ぜひご一読ください。
この記事でわかること
- AR家具配置について
- AR家具配置の使い方
- AR家具配置アプリを導入するメリット
- AR家具配置アプリ開発における課題と解決策
目次
1.AR機能を使った家具配置とは?
AR機能(アプリ)を活用した家具配置とはどのようなサービスなのか、仕組みやできることなどを解説していきます。
家にいながら試し置きができるシミュレーションアプリ
スマートフォンやタブレットなどのカメラアプリを通して映し出される「現実空間」に、今そこにはない家具の「視覚情報」を表示できるバーチャル技術のひとつです。ご覧のように、実際にはないテレビボードの視覚情報を映し出すことができるアプリを「AR家具配置アプリ」などと呼びます。
ユーザーはその家具を設置したい空間をスマートフォンなどで写し、AR家具配置に対応した商品を選ぶことで、このように表示されます。
家にいながら、購入前の家具を実際に配置した場合どのように見えるのか?サイズ感やほかのインテリアとの相性はどうか?などをチェックできます。
2.ARを使った家具の試し置きができるサービス
すでにさまざまな家具メーカーがAR家具配置アプリの提供を開始しています。代表的なサービスをいくつか紹介します。ロウヤ|LOWYA AR
ロウヤでは「LOWYA AR」というアプリを提供しています。商品を360度回転させて全貌をチェックできるほか、実寸家具の視覚情報をアプリ内に表示することができます。しかも一度に複数の家具を配置できるので、大幅な模様替えなどもよりリアルにイメージできます。
ニトリ|NITORI AR
ニトリも独自のAR家具配置サービスを提供しています。大きな特徴はアプリをインストールする必要がないことです。対応機種(ブラウザ)を搭載したスマートフォン、タブレット、パソコンがあれば誰でもすぐに試すことができます。
Amazon|ARビュー
ARビュー対象商品を選び、カメラへのアクセスを許可するだけで、家具の視覚情報を表示できるサービスです。ニトリの仕様に近く、アプリをインストールする必要がありません(Amazonショッピングアプリは必須です)。
楽天市場|RAKUTEN AR
楽天市場でも同じように、家具配置サービスを提供しています。アプリではなく、スマートフォンのWEBブラウザのみのサービスです。360度視点など、機能はほぼほかのサービスと同様です。
パナソニック|Flooring AR
床材のリフォームなどを検討している方にとって便利なのが、パナソニックが提供しているARアプリです。フローリングなどの床材を手軽に張り替えてイメージを確認できるアプリで、工務店やハウスメーカーなども数多く取り入れています。
IKEA|IKEA Place
北欧家具を販売するIKEAも、以前は「IKEA Place」というサービスを提供していましたが、すでに終了しています(収納やソファの組み合わせをデザインする【プランニングツール】は提供中)。3.AR家具配置シミュレーションアプリの使い方
実際にAR家具配置アプリを使用するための方法を紹介します。なおアプリのインストールが不要なサービスもありますが、本稿ではアプリを使用するロウヤ(LOWYA AR)を取り上げます。
用意するもの
- 推奨環境を満たすスマートフォンなどのデバイス
- LOWYA ARアプリ
使い方
- 1.スマートフォンにLOWYA ARアプリをインストールする
- 2.LOWYAの公式アプリ内にて対応商品を選択する
- 3.【試し置き】ボタンをタップしてLOWYA ARを起動する
- 4.部屋に配置する(角度などは自由に変更可能)
AR対応商品かどうかは、【試し置き】の文字が目印です。または【AR対応商品リスト】 から確認することもできます。試し置きした部屋はスクリーンショットを撮影して、家族や知人などと共有も可能です。
4.AR家具配置シミュレーションアプリを導入するメリット
まだまだ黎明期にあるAR家具配置アプリですが、できるだけ早く導入することは企業にとって大きなメリットをもたらす可能性があります。
買う前に試せることで満足度が上がる
購入する前に試せる点は、顧客(一般消費者)側にとっての大きなメリットですが、企業にとってもメリットがあります。顧客がAR家具配置アプリで試し置きをした上で購入する=納得した上で購入することになるため、失敗が減り、買い物に対する満足度が大幅に向上します。
メーカーや販売店の評価にもつながる
顧客満足度が向上すれば、当然ながらそれを提供しているメーカーあるいは販売店などの評価も高くなります。実物を見て買うことの多い家具は、遠方の顧客をターゲットにするのが難しい分野です。しかしAR家具配置アプリを活用することで、実物を見なくてもイメージが湧くようになれば、遠方の顧客を獲得できる(マーケットを広げられる)可能性があります。
結果として集客・売上・客単価の増加が期待できる点も、AR家具配置アプリの非常に大きなメリットです。
CVRの向上、返品率の低下などにつながる
顧客は試した上で購入するためCVR(購入率)が向上します。同時に返品率の低下も見込めますので、これまでかかっていた返品コストの削減を実現できます。またECモールなどへ出店している場合、店舗の信頼度向上にもつながります。
5.AR家具配置シミュレーションアプリを導入するための課題
AR機能を活用した家具配置サービスは、今後も右肩上がりに拡大が予測されている市場です。しかし自社でAR家具配置アプリを開発・導入するにあたって、さまざまな課題を抱えている企業さまが多いこともまた事実です。
実際、COMBO(弊社)もお問い合わせやご相談を数多くいただいており、特に次のような点でサポートを必要とされていることがわかります。
アプリ開発の知識・経験・運用などのノウハウと人的リソースが必要
AR家具配置アプリの開発環境から実際の運用まで、多くの知識や技術・経験が必要となります。ノウハウを持っていない、リソースが不足しているなどの理由でCOMBOにエンジニアの提供やコンサルティングをご依頼される企業さまが増えています。実績や経験は一朝一夕に培えるものではありません。しかし遅れを取ってしまうリスクがあるため、それを待つ余裕もないのが現実です。COMBOには多くのVR / ARアプリ開発に携わってきた精鋭エンジニアが在籍しておりますので、まずはぜひ一度、お気軽にご相談ください。
開発にかかるコストや時間が必要
もうひとつ、大きな課題が開発にかかるコスト、そして時間です。「どれくらいのコストや期間を必要とするのかが読めず、手を出せない」という理由から、やはりCOMBOにお問い合わせやご相談をされる企業さまも多く見られます。しかしご安心ください。COMBOが製品開発の企画・運用・コンサルティングまで幅広くお手伝いさせていただきます。けんきゅうかいは事例や商品企画事例も多く、今後の使い方に向けた技術検証(PoC)などもお任せいただけます。
6.COMBOの家具配置シミュレーションアプリをご紹介!
COMBOが開発したAR家具配置シミュレーションアプリの例をご紹介します。自社製品を自由に配置できる!オンライン・シミュレーター
建設会社さまからのご依頼で開発したシミュレーションアプリです。実際のお部屋で、壁紙や床材などを選択してシミュレーションが可能です。
もちろん家具なども配置できますので、お部屋をより具体的にイメージできます。現在のところ内装業者さまやリノベーショ業者さま、不動産会社さまなど幅広くご活⽤いただいております。
7.ARを活用した家具配置シミュレーションアプリの開発はCOMBOにお任せ!
ご紹介したように、COMBOには数多くの経験および実績を持つ精鋭エンジニアが在籍しています。プロジェクトの「サブチーム」としてエンジニアをご提供することもできます。またCOMBOにはUnityを使った開発経験・ノウハウや、開発環境も完備していますので、リソース不足・経験不足・知識不足などの課題はすべておまかせいただけます。
企画からコンサルティングまで幅広いポジションで、御社のプロジェクトを成功へと導きます。まずはぜひ一度、お気軽にご相談ください!
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