xR Times by COMBO

最新技術・トレンドをお届け

【xR総合展2023】最新のxR技術が集う注目イベント!VR展示会を開催するには?

VRゴーグルを装着して仮想空間に入り込む男性の画像
2023年10月25日(水)〜27日(金)にかけて幕張メッセで開催される「xR総合展」。ビジネス活用が広がるxR(VR・AR・MRなど)の最新技術が一堂に介する注目のイベントです。この記事ではxR総合展について紹介するとともに、自社でVR展示会を開いてみたいと考えている方に向けて、基礎知識やCOMBOがお手伝いできることを紹介します!

この記事でわかること

  • 大注目イベント「xR展示会」について
  • 「VR展示会」とはなにか?
  • 「VR展示会」のメリット・デメリット
  • 「VR展示会」を自社で開くには?
  • COMBOがお手伝いできること

1.【2023年最新】xR総合展|開催概要



「xR」とはVR・AR・MRなどの総称です。昨今ビジネス活用がどんどん広がっているメタバースやデジタルツインを始めとしたさまざまな最新技術が一堂に介する、大注目のイベント。それが「xR総合展」です。

第3回xR総合展の概要

  • 開催日:2023年10月25日(水)〜10月27日(金)
  • 開催時間:10:00~17:00
  • 入場料:無料(要・事前来場登録
  • 場所:幕張メッセ(国際展示場 展示ホール1〜3)
  • 主催:RX Japan株式会社
  • xR総合展公式HP:https://www.xr-fair.jp/hub/ja-jp.html
  • 幕張メッセ公式HP:https://www.m-messe.co.jp/
  • 同時開催:第2回 メタバース総合展 秋/NexTech Week 2023/第4回 AI・人工知能EXPO 秋/第4回 ブロックチェーンEXPO 秋/第4回 量子コンピューティングEXPO 秋/第2回 デジタル人材育成支援EXPO 秋

    • xR技術は製造や建設をはじめ、不動産、医療、エンタメまでさまざまな業界で広く活用されています。その最新技術や製品・サービスが幕張メッセに集結します。

      自社でVR展示会を開催してみたいと考えている方にとっては必見のイベントです!

      2.VR展示会(バーチャル展示会)とは?



      「VR」とはご存じのとおり「バーチャル・リアリティ」の略です。すでに多くの業界・企業が導入を始めており、注目度も格段にアップしています。

      オンライン型の展示会

      VR展示会とは、オンライン上に構築されたバーチャル(仮想)空間で開かれる展示会のことをいいます。

      会場は実写あるいはCGで再現し、参加者はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などのデバイスを装着することでそのバーチャル空間に入り込みます(スマートフォンやタブレットなどで参加できる展示会もあります)。

      会場では、まるで自分がその場にいるかのように、自由に歩き回ることができ、ライブ配信やチャットなどさまざまな機能を使って主催者および出展企業、ほかの参加者などとコミュニケーションを取ることができるほか、モノを購入できる場合もあります。

      VR展示会の活用方法

      VR展示会は自社製品や技術のPRに活用できます。たとえば次のような業界・業種はVR展示会との相性が良いといえるでしょう。

      VR展示会の活用がおすすめな業界

      • 製造:機械や製品をよりリアルに展示できる。ARで情報をわかりやすく表示することも可能
      • 建設:大規模建造物などを手軽に再現できる。内部構造や建築技術をアピールできる
      • 不動産:ショールームのような空間を構築できる。ARでインテリアなども配置できる
      • 自動車:ショールームのような空間を構築できる。360度動画でリアルな乗車体験が可能
      • ファッション:新作などを展示できる。空間から演出できるためブランドイメージを構築しやすい
      一例ですが、VR展示会を開催することにより文字・言葉・画像・映像などでは伝わりにくい細部まで来場者に伝えることができます。




      3.VR展示会の開催事例


      実際に開催された(開催している)VR展示会の例をいくつか紹介します。

      DMG森精機【デジタルツインショールーム】



      工作機械製造企業としては世界最大手といっても過言ではない、DMG森精機のVR展示会です。CGをフル活用し、三重県に実在する「伊賀グローバルソリューションセンタ」を再現しています。数十種類もの製品を目の前で、かつ360度VIEWで手に取るように眺めたりすることができます。

      ブラザー工業株式会社|オンライン展示会



      複合機をはじめさまざまな工業製品を手掛けるブラザー。公式HP上で常時開催しているオンライン展示会です。「VR」のイメージからするとかなりシンプルで、ほとんどコストをかけずに集客できる点が魅力です。全体的にアニメーションメインのコンパクトな展示会ですが、動画やチャットなども活用されている効率的なイベントとなっています。

      IT&MARKETING EXPO 2021春



      2021年に開催されたVR展示会では、IT企業やソリューション提供企業など300社が出展。開催期間中は4,000人を超える来場者があったイベントです。著名人による各種セミナーが開催されたほか、出展社もオンラインブースなどを活用して自社製品・サービス・技術を広めることができました。

      東リ2021バーチャル新製品発表会



      壁紙や床などを手掛ける東リが開催したVR展示会です。仮想空間には同社の社員がところどころに立っており、新製品を案内してくれています。会場奥には「VR施工事例」のスペースが設けられており、忠実に再現された製品を実際に購入することもできます。





      4.VR展示会のメリット・デメリット



      VR展示会のメリットやデメリットについても少し考えてみましょう。

      VR展示会のメリット

  • リアルな会場を用意する必要がない
  • 開催時期や時間帯、天候なども問わない
  • 長期間開催し続けることが可能
  • 実際の展示会よりもコストパフォーマンスが高い
  • 世界中の企業に自社製品・技術をアピールできる
  • あらゆるデータを収集・活用できる
    • ざっと挙げただけでもこれだけのメリットがあります。まずはリアルな会場を押さえる必要がない点は大きなメリットです。人気の会場などは何年も先まで予約が入っていますし、会場使用料だけで数千万円ということも珍しくありません。

      VR展示会ならそうしたコストを考えずに済むため、大幅なコスト削減が望めます。しかも開催時期は自由に決められる、日時や天候に左右されないといった点もメリットです。

      リアルでは会場に来てもらわなければなりませんが、VR展示会なら海外企業との取引もより身近なものとなります。来場者のデータを収集し、今後に生かすことも可能です。

      VR展示会のデメリット

      • 実写やCGを活用する技術が必要
      • アプリ開発の経験・技術・コストがかかる
      • 対面ではないためプッシュ営業が難しい
      • インパクトのある企画が求められる
      一方、VR展示会のデメリットとしては、まず実写やCGなどでバーチャル空間を構築するための技術や知識が求められます。自社のリソースではまかなえない場合は実績や経験が豊富なパートナーを見つけることが重要です。

      またアプリを開発するためのコストなども必要ですし、企画から開催までどれくらいの期間を必要とするのかなど、入念な準備も必要です。しっかり集客して自社製品・技術をアピールするためにも、よりインパクトある企画が求められる点も忘れてはいけません。

      せっかく集客できても対面ではないためプッシュ営業はハードルが高いでしょう。参加者の興味をその場限りにしないためにも、ライブ配信やリアルな会場との同時開催などのアイデアも必要です。






      5.VR展示会のやり方・開催方法は?



      自社でVR展示会を開催したいと思った場合、どのような流れで進めていけば良いのでしょうか?ケースバイケースですが、大まかに以下のような流れをイメージしておくと良いでしょう。

      VR展示会開催までの流れ

      1. 企画および自社開催・合同開催かを決める
      2. 実写・CG制作会社を選ぶ
      3. 制作会社との打ち合わせをする
      4. コンテンツ制作に入る
      5. VR展示会の告知を始める
      6. コンテンツのテストを繰り返す
      7. 問題なければVR展示会を開催する
      企画を練るのは当然ですが、そもそも自社開催にするのか合同開催にするのかで流れが大きく変わります。コストなどにも影響してくるため、企画を挙げる段階で決定しておくことが大切です。上記では抜けていますが、合同開催の場合はパートナー企業との打ち合わせも必要です。

      企画がまとまったらコンテンツ制作を依頼できる会社を決めます。担当者との打ち合わせや試作をおこない、徐々にコンテンツを作り上げていきます。同時に、VR展示会の告知を少しずつ始めていくとスムーズです。

      コンテンツが完成したら、不具合やトラブル(バグ等)がないか入念にテストを繰り返します。問題がなくなったら、いよいよ開催するのみです。

      コンテンツ制作会社はどう選ぶ?

      コンテンツ制作会社は、企画段階からサポートしてくれる「トータルプロデュース」タイプと、企画案に沿って制作だけを担う「プラットフォーム」タイプに大別できます。

      初めて自社でVR展示会を開催するという場合や、アプリ開発の実績や経験、リソースが足りない、あるいは費用や期間がどれくらいかかるのかがわからないという場合は、企画段階から協力してくれる制作会社がおすすめです。

      6.実写やCGを活用したVR展示会はCOMBOにお任せ!



      COMBOのVRアプリ開発事例

      実写映像タイプ

      360度カメラなどで撮影した動画を再生して、臨場感を体験することが可能。主にサーバーからのストリーミング配信や再生コントロール、アクセス管理や視聴ログといった機能を開発します。

      CGタイプ

      仮想の世界を全てCGで構築することができるため、現実世界では難しい環境、例えばビルの上での高所作業空間や、開発前の試作品をCGで再現することで、リアルサイズの世界を自由視点で体験することが可能です。目的に沿って、シナリオの検討、CG制作と配置、インタラクションの設定などを、Unityを使って開発します。


      エンジニアをプロジェクトの「サブチーム」としてご提供!

      VR展示会を開催してみたいけどリソースが不足している、経験や技術・開発環境がないという場合、ぜひCOMBOにご相談ください。精鋭エンジニアを、そのプロジェクトの「サブチーム」としてご提供いたします。

      企画から開発・コンサル・運用までトータルサポート!

      COMBOには、豊富なVR/ARアプリ開発実績に加えて、Unityでの開発ノウハウや開発環境も完備されています。多くの開発経験で培われた技術・知識をご提供するだけでなく、実現の可能性を見極める技術検証(PoC)もお任せいただけます。

      自社でVR展示会を開催するのが初めてという場合も、企画・開発・コンサル・運用までトータル的にサポートさせていただきます。

      実写や3DCGを活用したVR展示会の制作はぜひ、COMBOにお任せください!